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生理不順に効く漢方

今から約2000年前に作られた漢方の原点とされる「傷寒雑病論」には女性の生理や出産、更年期障害などを夫人の病として多く治療法が書き記されています。

 

治療薬の中には桂枝茯苓丸や当帰芍薬散など、現在も漢方薬治療でよく使われている処方もあります。
時代の今昔を問わず、同じ症状でお悩みの女性が多くおられるということがよくわかります。

 

月経前後に起こる様々な症状のほとんどは、漢方では気・血・水の異常として説明されます。気とは、元気、気力、気合などの目に見えない生命エネルギーを指し、この気に異常が生じると顔のほてり、のぼせ、動悸、抑うつ、不眠、不安、ニキビなどの症状が現れます。

 

血とは血液の事を指し、血の異常では貧血、だるさ、血色不良、骨盤内のうっ血、腰部のだるさ、生理痛などの症状が現れます。

 

水とは、血液以外の体液の事を指し、この偏りによってむくみ、胃部の不快感、めまい、頭重・体のだるさなどの症状が現れます。

 

「気・血・水」のどれかが過不足な状態にあると、体に不調を感じます。これらは連動しているため、どれか一つが悪くなると、ほかの部分にも影響をもたらします。またこれらの症状は冷えによりさらに悪化するので、冬や夏でも冷房の使い過ぎには注意が必要です。

 

漢方薬による基本的な治療は、冷える場合には温める薬を、気のめぐりが停滞している場合はその循環を促す薬を、血が停滞するなら結構を良くする薬を、水が滞るなら水はけがよくする薬を、それぞれ使います。

 

漢方薬の利点は1種類の漢方で様々な症状に対応できることです。漢方薬の選択には、改善したい症状だけではなく、使用する本人の病状や体質などを総合的に見ることのできる専門医に相談することをお勧めします。